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あたらしいコトに飛び込む、そして没頭する。

打ち上げ花火は下から見た、インドの夏。#08

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

インドが年中真夏だと思っている、そこのあなた。

インドにも冬があるんです。

南北にも東西にも長いインドでは、日本ほど色鮮やかな四季がないものの、12月ともなれば、気温にはその違いをはっきりと示すそう。

こういう時のH&Mですね、ファストファッション世界代表。

アウターを一枚調達せねばと焦っております。

 

f:id:dives:20180925031913j:plain(Weekndの時が個人的に一番ツボです。)

 

けれども、インドの色彩様々な、いわゆる民族衣装の格好が、だんだんと無地の白Tシャツにジーンズ、革靴と、ワールドスタンダードに変わっていくメトロの車内が、心なしかさみしく思う昨今でございます。

 

#08は、そんなインドにも夏祭りがあったお話。

主催はデリー日本人会で、我らがMangaful Cafeも自家製アイスで出店。
マンゴー100%のアイスと、濃厚かつクリーミーなバニラとチョコのアイスも全て「手作り」でした。

 

事前準備の段階で、自家製アイスは、凍らせすぎると、舌触りがガリガリになったり、そもそものパックの詰め方だったり、冷凍保存によってフレッシュさが損なわれたり、ほんの微力ながら、「美味しい」という味の追及に、少しだけ楽しさを覚えた瞬間でもありました。

※なお、写真はありません。

当日はお気に入りのガンジーTシャツをチョコレートでダメにしたくらいには忙しかったので、写真を撮り忘れました。

 

 

当日はあいにくの雨。
日本人学校の運動場で行われる夏祭りは、神輿ややぐら、盆踊り、そしてもちろん打ち上げ花火もあって、本格的な夏祭りそのものでした。

 

けど、雨。

会場は校舎内。

神輿も中止。

 

よりによって、お祭りの時に雨。

運命は風まかせというのは本当らしいです、サザンによると。

 

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(相当カラオケに行きたいんだと思います)

 


それでも雨天決行ながら、学校はインド在住のたくさんの子供達と、そのお父さんお母さん方であふれかえっていました。

大きな企業様方も、お店を出店しており、日本を代表する航空会社さんのブースでは、制服着用で記念撮影が取れたり、重工系の会社さんは、ロボットが作るロボットアイスクリームなど、ただの夏祭りかと思いきや、どこも気合い十分で、少し肩身が狭かったり。笑

 

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確実に当日のハイライト。(見れくれが色々とおかしい)

「次は機上でお会いしましょう」とか、なにそのキラーワード。

よくパイロットのふりして小切手切りまくれたな、デカプリオ。

 

 

 

雨天だったのが功を奏したのか、こんな懐かしい空間に再会。

 

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なんとも言えない感覚。

好きだったのに、嘘をついたり、みんなに茶化されて本音を言えなかったり、席替えをたまらなく楽しみにしたりした、あの頃をほんの少しだけ思い出しました。

(感傷に浸りたくなる)

 

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西田はというと、文化祭準備や、合唱コンクールで真剣に取り組まない男子たちをみて、「ねえ男子、ちゃんとやってよ!」と、女の子が叱責を入れるたびに、小さくガッツポーズしていた、そんな学生時代でした。

 

 

アイスの売れ行きはというと、見事、最後の最後に完売

 

売っている最中には、「美味しくてまた来たの!」と可愛らしい女の子がボソッと言い残して、美味しそうにアイスを頬張る姿が、あまりにも可愛いくて可愛くて。

最近、各方面から「パパ」と言われるのはこのためでしょうか。
将来は、大人になった娘と、ちょっとオシャレして、お高めなディナーに出かけるのが夢ではあるんですがね。

(アメリカ映画の観すぎ)

 

気づいたら雨も止み、少しだけでも盆踊りを楽しもうとする家族の姿が、三階の窓から見えました。

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勝手に微笑ましく感じているのを横目に、最後の締めくくりとして上がり始める打ち上げ花火を、三階の窓から、下から見上げる形で、見えました。

これが今年初花火でした、当然。

映画館に行っていないので、「横」から見るというのは、一体どういう現象なんだろうかとその時考えてしまったあたりは、ロマンにかける人間になってしまったなと。

平成最後の夏、インドで参加した夏祭り。

 

砂に書いた「平成」を消して、波はどこに帰るのかを、江ノ島の汚いビーチで確かめる夏じゃない夏も、思い出になる気がします、雨だったしね。