3ヶ月目の正直。#09
みなさん、おはこんばんにちは。
西田です。
月も変わって、10月を迎えました。
いかがお過ごしでしょうか。
大学生は夏休みも終わり、後期が始まった頃合いでしょうか。
日本では、肌寒いかと思いきや、突然の暑さがやってきたり、大きな台風が列島を襲ったりと、何かと過ごしづらい気候が続いているのをお察ししております。
かわって、インドの空気の悪さ、昼間の強い日差しは、相変わらずです。
甘さ控えめなイチゴのショートケーキが食べたくなる季節です。
(来たる12日が何の日かわかった方、スターをポチッとよろしくお願いします。わからなかった方、コメントにて謝罪してください。)
#09は、「3ヶ月目の正直」と題して、9月最終週の週末のお話です。
3ヶ月目とは。
A.西田がインドで生活を始めて「3ヶ月」が経過しようとしています。
正直とは。
A.実は、3ヶ月もインドにいるのに、インド国内を一度も旅しておりませんでした。
途中、1週間の休暇として、スリランカには行っていたものの、国内を旅したのは、ちょうど1年前のコルカタと、3ヶ月のデリーのみ。
訂正します。
デリーの観光地として有名な
「ラールキラー」「インド門」「フユマーン廟」
なども、未だにまわっておりません。
よって、デリーすらもまともに観光していないというのが、正直です。
「せっかくインドいるのに何してんの?」
「名探偵コナンにハマってる時間があるんだったら、観光でもしたら?」
心が痛いです。
今このブログを読んでくださっている方も、同じことを感じたと思いますので、
奇しくも、日本から友達がわざわざインドくんだりまで遊びに来てくれていたので、週末で小旅行へと出かけました。
向かった先は、「アグラ」。
列車で3時間ほどの、インドへ来たら一度は訪れたいあの「タージマハル」の街です。
土曜のお昼に列車に揺られ、デリーを出発し、翌日のSunriseに備えました。
(これに24時間乗らされると思うと、ゾッとします。)
実のところ、友達はというと、昼間の列車で、西田と合流できず、遅れてアグラに合流したり、夜ご飯に食べたChicken Tikkaで、インドの洗礼を浴び、タージマハルを見損ねたりと、逆に思い出に残るインド旅になったそうな。
その友達のインド旅の目的。
「日常のストレスから解放される」
だったそうです。
1人で宿からSunriseを求め、いざタージマハルへ向かうと、朝一番にもかかわらず、大勢の観光客、外国人で溢れかえっていました。
(えっ、空いてるくない?)
誰かが、こんなことを言っていました。
「観光地が嫌いになった」
旅好きな人からしたら、納得できる部分、あると思います。
観光地よりもさらに、
山、川、よりやっぱ、海。
男女混合で最高にgroovingな音楽。
停電と断水の、夏の思い出がよぎります。
たしかに、自然やそこで会う人々が魅力的なのは、言うまでもありませんが、
その場所が「観光地」であり、多くの人が訪れようと思うワケが必ずあって、自分はそれを見落としているだけじゃないかと、ふと思ったり。
当たり前に大勢の人で溢れているなかで、家族写真に写りたがらない女の子がいたり、周りの人を掻き分けてでも、Instagramに精魂を費やす人がいたり、そこに訪れている人を切り取っても、興味深い光景が見られるような気がします。
自分の経験上、
「遠くから見るからこその美しさ」というのは、必ず存在していると思っているし、
その姿は「近くで見ることによる力強さと荒々しさ」に変貌する瞬間があることも、なんとなく感じていました。
ただ、タージマハルは違いました。
遠くから見て美しいものは、近くから見るとその美しさを失いがちだけど、タージマハルは近くで見ても、変わらず美しく、どの角度から切り取っても、眺められるほど美しかった。
あるいは、太陽に照らされ、光と陰で、見え方が変わる面白さもあったり。
タージマハル、下から見るか、横から見るか、後ろから見るか。
打ち上げ花火は、下からみる派ですが。(9割が下からみると思いますが)
#08を読んでいない方、チェックしてみてください。
観光地に惹かれなくなった方。
あえて、「1人」で行ってみてはいかがでしょうか。
大勢だと、記録に残すことに必死になりかねないので。