DIVES

あたらしいコトに飛び込む、そして没頭する。

インドの砂漠で結婚式。#10

みなさん、おはこんばんにちは。

 

西田です。

 

 

記念すべき10回目の投稿です。

(100ならわかる。)

 

先日、社長が日本から持って帰ってきた、「響」の小さなウイスキーボトルをみて、

ウイスキーがお好きでしょ」

が鳴り止まない日々です。

ちなみにウイスキーは、一滴も飲めません。

あと、これは「角」のCMです。

 

#10は、ちょっぴりおかしくて、言葉にできないほどワクワクして、とんでもなくおめでたいお話。

 

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っと。

 

ここまでは、この週末の前に、下書きをしていたもの。
あの時の「ウイスキー」に憧れる自分の想いも忘れたくないので、あえて消しません。笑

 

この週末は、砂塵を巻き上げる週末でした。

ちょっぴりおかしくて、言葉にできないほどワクワクして、とんでもなくおめでたい話に違いはありませんが。

 

 

しゅしゅとタクトさんの結婚式。

しかも、隣国パキスタンに程近い、ジャイサルメールという砂漠の僻地で。

 

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そこに100人を超える人たちが集まりました。

前夜祭から始まり、結婚式に披露宴。
その全てを、新郎のタクトさんと新婦のしゅしゅが、自分たちで作り上げたもの。

 

ケーキ入刀ではなく、ナンの嚙りあい。

 

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未成年の主張ではなく、新郎新婦の宣言。

 

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会場の移動は、全て砂漠の中をジープで駆け回り、

夜には、満天の星空の下で、J-POPを聴き、そのまま砂漠で寝る。

そんな贅沢な時間。

 

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なんかこう、いつもならこねくり回してふさわしい言葉を並べたがる自分だけど、

この2人の結婚式での2日間は、怒涛というか、でもどこか心地いい風が吹いている秋口のような、そんな感覚を、自分の中に残していった気がします。(必死)

言い訳のつもりではないんですが、あの結婚式の後、なんか思考が追いつかなくなって、考える手を止めてしまって、気づいたらもう金曜日。

 

先週のこの日の夕方に寝台列車に乗り込んだのが、まだつい昨日のことのように思えます。

ホントの意味での"余韻"とは、このことなのかなと。

 

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北島康介が、「何もいえねぇ」って言った意味、わかる気がします。

(ただの参列者)

 

そう思えたのも、「この結婚式だったから」だと思っています。

 

いわゆる一般的な結婚式は、

 

「幸せの絶頂」「花嫁が人生で最も綺麗な一日」

 

と言われるし、それは紛れもない事実。

 

けど、100人を超える人たちが、このジャイサルメールに辿りつくまでに、

遅延上等の寝台列車に18時間揺られ、

デリー〜ジャイサルメール間の航空券は高騰し、

さらには、台風で飛行機が飛ばない中で、この地に集まったこと。

 

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当然、日本からやって来る人もいるし、なかにはヨーロッパから、タイから、世界一周の最後としてやって来る人もいた。

その人たちが、徐々に、同じ目的をもって、同じ場所に、確実に集まってくる感覚。

 

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それはまぎれもなく、「旅」だったと。

 

結婚式を言い訳に旅に出た人たちとの、まだ、ここにない、出会い。

(渋滞してます)

 

決して、毎月の限られたお給料を蝕む、多い時には月二回のイベントではなかったし、

参列者でもなく、ひとりひとりが、1人の「旅人」だったと思います。

 

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大事なことを忘れていました。

 

「しゅしゅとタクトさんって、だれ?」

 

間違いないです。大変失礼いたしました。

これが、ライターズハイというものでしょうか。

 

youtu.be

 

こういう記事って、結婚式に行く前に書くものですよね、これから行こうか迷ってる人たちに向けて。

 

知ってます。笑

けど、西田はその先の先を見てます。

この記事を見た誰かが、"第二のふたり"になることを祈って。笑

 

 

しゅしゅ、タクトさん。

結婚おめでとうございます。

末永くお幸せに。

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そして、この結婚式で出会った方々、また世界のどこかで。

 

 ※みなさんのお写真、勝手に使わせていただきました。ご了承くださいませ。笑

3ヶ月目の正直。#09

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

月も変わって、10月を迎えました。

いかがお過ごしでしょうか。

大学生は夏休みも終わり、後期が始まった頃合いでしょうか。


日本では、肌寒いかと思いきや、突然の暑さがやってきたり、大きな台風が列島を襲ったりと、何かと過ごしづらい気候が続いているのをお察ししております。

 

かわって、インドの空気の悪さ、昼間の強い日差しは、相変わらずです。
甘さ控えめなイチゴのショートケーキが食べたくなる季節です。

 

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(来たる12日が何の日かわかった方、スターをポチッとよろしくお願いします。わからなかった方、コメントにて謝罪してください。)

 

 

#09は、「3ヶ月目の正直」と題して、9月最終週の週末のお話です。

 

3ヶ月目とは。

A.西田がインドで生活を始めて「3ヶ月」が経過しようとしています。

正直とは。

 

A.実は、3ヶ月もインドにいるのに、インド国内を一度も旅しておりませんでした。

途中、1週間の休暇として、スリランカには行っていたものの、国内を旅したのは、ちょうど1年前のコルカタと、3ヶ月のデリーのみ。

 

訂正します。

 

デリーの観光地として有名な

「ラールキラー」「インド門」「フユマーン廟」

なども、未だにまわっておりません。

よって、デリーすらもまともに観光していないというのが、正直です。

 

 

「せっかくインドいるのに何してんの?」

名探偵コナンにハマってる時間があるんだったら、観光でもしたら?」

 

心が痛いです。

今このブログを読んでくださっている方も、同じことを感じたと思いますので、

奇しくも、日本から友達がわざわざインドくんだりまで遊びに来てくれていたので、週末で小旅行へと出かけました。

 

 

向かった先は、アグラ」

列車で3時間ほどの、インドへ来たら一度は訪れたいあの「タージマハル」の街です。

 

土曜のお昼に列車に揺られ、デリーを出発し、翌日のSunriseに備えました。

 

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(これに24時間乗らされると思うと、ゾッとします。)

 

 

実のところ、友達はというと、昼間の列車で、西田と合流できず、遅れてアグラに合流したり、夜ご飯に食べたChicken Tikkaで、インドの洗礼を浴び、タージマハルを見損ねたりと、逆に思い出に残るインド旅になったそうな。

 

その友達のインド旅の目的。

 

「日常のストレスから解放される」

 

だったそうです。

 

 

1人で宿からSunriseを求め、いざタージマハルへ向かうと、朝一番にもかかわらず、大勢の観光客、外国人で溢れかえっていました。

 

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(えっ、空いてるくない?)

 

誰かが、こんなことを言っていました。

 

「観光地が嫌いになった」

 

旅好きな人からしたら、納得できる部分、あると思います。

 

観光地よりもさらに、

山、川、よりやっぱ、海。

男女混合で最高にgroovingな音楽。

 

停電と断水の、夏の思い出がよぎります。

 

 

たしかに、自然やそこで会う人々が魅力的なのは、言うまでもありませんが、

 

その場所が「観光地」であり、多くの人が訪れようと思うワケが必ずあって、自分はそれを見落としているだけじゃないかと、ふと思ったり。

 

当たり前に大勢の人で溢れているなかで、家族写真に写りたがらない女の子がいたり、周りの人を掻き分けてでも、Instagramに精魂を費やす人がいたり、そこに訪れている人を切り取っても、興味深い光景が見られるような気がします。

 

自分の経験上、

「遠くから見るからこその美しさ」というのは、必ず存在していると思っているし、

その姿は「近くで見ることによる力強さと荒々しさ」に変貌する瞬間があることも、なんとなく感じていました。

 

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ただ、タージマハルは違いました。

 

遠くから見て美しいものは、近くから見るとその美しさを失いがちだけど、タージマハルは近くで見ても、変わらず美しく、どの角度から切り取っても、眺められるほど美しかった。

 

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あるいは、太陽に照らされ、光と陰で、見え方が変わる面白さもあったり。

 

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タージマハル、下から見るか、横から見るか、後ろから見るか。

 

 

打ち上げ花火は、下からみる派ですが。(9割が下からみると思いますが)

 

 

dives.hatenablog.com

 

 

#08を読んでいない方、チェックしてみてください。

 

 

観光地に惹かれなくなった方。

あえて、「1人」で行ってみてはいかがでしょうか。

 

大勢だと、記録に残すことに必死になりかねないので。

打ち上げ花火は下から見た、インドの夏。#08

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

インドが年中真夏だと思っている、そこのあなた。

インドにも冬があるんです。

南北にも東西にも長いインドでは、日本ほど色鮮やかな四季がないものの、12月ともなれば、気温にはその違いをはっきりと示すそう。

こういう時のH&Mですね、ファストファッション世界代表。

アウターを一枚調達せねばと焦っております。

 

f:id:dives:20180925031913j:plain(Weekndの時が個人的に一番ツボです。)

 

けれども、インドの色彩様々な、いわゆる民族衣装の格好が、だんだんと無地の白Tシャツにジーンズ、革靴と、ワールドスタンダードに変わっていくメトロの車内が、心なしかさみしく思う昨今でございます。

 

#08は、そんなインドにも夏祭りがあったお話。

主催はデリー日本人会で、我らがMangaful Cafeも自家製アイスで出店。
マンゴー100%のアイスと、濃厚かつクリーミーなバニラとチョコのアイスも全て「手作り」でした。

 

事前準備の段階で、自家製アイスは、凍らせすぎると、舌触りがガリガリになったり、そもそものパックの詰め方だったり、冷凍保存によってフレッシュさが損なわれたり、ほんの微力ながら、「美味しい」という味の追及に、少しだけ楽しさを覚えた瞬間でもありました。

※なお、写真はありません。

当日はお気に入りのガンジーTシャツをチョコレートでダメにしたくらいには忙しかったので、写真を撮り忘れました。

 

 

当日はあいにくの雨。
日本人学校の運動場で行われる夏祭りは、神輿ややぐら、盆踊り、そしてもちろん打ち上げ花火もあって、本格的な夏祭りそのものでした。

 

けど、雨。

会場は校舎内。

神輿も中止。

 

よりによって、お祭りの時に雨。

運命は風まかせというのは本当らしいです、サザンによると。

 

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(相当カラオケに行きたいんだと思います)

 


それでも雨天決行ながら、学校はインド在住のたくさんの子供達と、そのお父さんお母さん方であふれかえっていました。

大きな企業様方も、お店を出店しており、日本を代表する航空会社さんのブースでは、制服着用で記念撮影が取れたり、重工系の会社さんは、ロボットが作るロボットアイスクリームなど、ただの夏祭りかと思いきや、どこも気合い十分で、少し肩身が狭かったり。笑

 

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確実に当日のハイライト。(見れくれが色々とおかしい)

「次は機上でお会いしましょう」とか、なにそのキラーワード。

よくパイロットのふりして小切手切りまくれたな、デカプリオ。

 

 

 

雨天だったのが功を奏したのか、こんな懐かしい空間に再会。

 

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なんとも言えない感覚。

好きだったのに、嘘をついたり、みんなに茶化されて本音を言えなかったり、席替えをたまらなく楽しみにしたりした、あの頃をほんの少しだけ思い出しました。

(感傷に浸りたくなる)

 

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西田はというと、文化祭準備や、合唱コンクールで真剣に取り組まない男子たちをみて、「ねえ男子、ちゃんとやってよ!」と、女の子が叱責を入れるたびに、小さくガッツポーズしていた、そんな学生時代でした。

 

 

アイスの売れ行きはというと、見事、最後の最後に完売

 

売っている最中には、「美味しくてまた来たの!」と可愛らしい女の子がボソッと言い残して、美味しそうにアイスを頬張る姿が、あまりにも可愛いくて可愛くて。

最近、各方面から「パパ」と言われるのはこのためでしょうか。
将来は、大人になった娘と、ちょっとオシャレして、お高めなディナーに出かけるのが夢ではあるんですがね。

(アメリカ映画の観すぎ)

 

気づいたら雨も止み、少しだけでも盆踊りを楽しもうとする家族の姿が、三階の窓から見えました。

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勝手に微笑ましく感じているのを横目に、最後の締めくくりとして上がり始める打ち上げ花火を、三階の窓から、下から見上げる形で、見えました。

これが今年初花火でした、当然。

映画館に行っていないので、「横」から見るというのは、一体どういう現象なんだろうかとその時考えてしまったあたりは、ロマンにかける人間になってしまったなと。

平成最後の夏、インドで参加した夏祭り。

 

砂に書いた「平成」を消して、波はどこに帰るのかを、江ノ島の汚いビーチで確かめる夏じゃない夏も、思い出になる気がします、雨だったしね。

 

 

 

【後編】スリランカで感じた「違和感」のお話。#07

みなさん、おはこんばんにちは。

 

西田です。

 

みなさんお察しの通り、この「DIVES」は週一のペースで更新しております。

 

「毎週月曜深夜26:30更新中。
 火2ではないので、悪しからず。」

 

CMで流れるならこんなところでしょうか。

 

「お前がそっちに立っているから俺はこっちに立っているんだろう」という、昔ものすごく流行ったドラマは「木5」だったそうです。

 

参考までに。

 

youtu.be

 

 

 

#07は前回に引き続き、

スリランカで感じた「違和感」のお話、後編です。

 

 

dives.hatenablog.com

 

前回の記事、まだ読んでいないという方は合わせてどうぞ。

 

先日インターン同士で集まって、ご飯を食べていた時のこと。

ある女の子が、ひと想いにこんなことを言っていました。

「ここで会ってるうちら、13億分の5だからね!!」

アツくてナウいこと、おっしゃってくれました。

日本で会うよりも確率は低いです、インドなので。

 

別に改めて言うこともないし、言葉にすること自体に恐れおののく人がいることも知っています。

 

ただ、それを言われて自分は、ハッとしました。

 


まさか、「フィリピン」で一夜を共にした、友人ともまだ呼べない「人」と、

ここスリランカ、ヒッカドゥワのビーチで、同じ時間帯に、このタイミングで、たまたま居合わせるなんて。

 

彼の名は、ロハン。

 

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海辺で会いました。

 

職業は、パイロットです。

イケメンです。ムキムキです。めっちゃジェントルです。

(これ以上はやめておきます。連絡先知りたい人、西田にDMしてください)

 

 

 

あの、一夜のうちの、ビリヤード1ゲームを共にした彼とまた再会できるなんて。

 

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あの、露伴です、あっ、ロハンです。笑

 

彼と再会した時の僕はこんな感じでしょうか。

 

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言葉にするよりも、こっちの方が伝わるかなと。

 

 

 

よく旅をして、「自分がちっぽけな存在であることに気づいた」という話は、何度か耳にしたことがあると思います。

 

確かにその通りだなと、僕自身もそう思います。

 

 

でもここで西田が感じたもう一つの「違和感」。
これは「良い」違和感です。

 

「違和感」というと、どこか不協和音のような、噛み合わない感覚を連想する方が多いかもしれませんが、僕のここで言う「違和感」というのは、「ポジティブ」な意味合いを含んでいます。#06の「違和感」も然りです。

(今更定義してます)

 

 

「ちっぽけな」自分が世界を少しだけ「近く」感じた。

 

 

ことさらに取り立てて話すわけでもなく、そのままの意味ですが、偶然だか必然だか誰にもわからないこの「再会」が、少しだけそう感じさせてくれたのは確かです。

 

初めてその場所を訪れ、そこにいる人たちと打ち解け、

次にその場所に行くときは、「その人たち」に会いに行くことが目的になる。

 

それはたとえ、東京と大阪でも意味合いは変わらないとは思いますが、

「フィリピン」で会った人と、「スリランカ」で再会する。

 

自分は決して大きくなっていないのに、大きな世界が少しだけ「近く」に感じる。

「違和感」ですよね。

僕はこれを、良い「違和感」と捉えています。

 

 

 

1週間という短い期間でしたが、せっかくスリランカを旅したので、少しだけハイライトを。

 

スリランカといえばの、シーギリヤロックも行きましたし、南国感漂うヒッカドゥワのビーチでゆったりとした時間も過ごしましたが、このスリランカ旅のハイライトは、間違いなく海岸沿いを走る鉄道でした。笑

 

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PS

現在インドにて、一人暮らし再会中です。

体調が優れないので、大塚製薬と癒着してる並みに「ポカリスエット」をoverdoseしています。

ポカリスエットを郵送してくださる方、スターとコメントお待ちしております。

 

【前編】スリランカで感じた「違和感」のお話。#06

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

先日、インドのデリバリーサービス「zomato」を利用する機会がありました。

 

#03で触れたように、「zomato」レポをブログにしようかなと思いましたが、やはり難しそうです。

登録はFacebookと連動しているので、猿でもできるし、

注文して家で待つなら、幼稚園児でもできます。

 

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クリスマスになると、サンタコスで配達してくれるのでしょうか。

枕元にバターチキンカリー、悪くないです。笑

 

#06は、みなさんお待ちかねの「スリランカ」でのお話。

 

「別に待ってないけど、呼吸くらいしかやることないから読んでやるよ」

 

ツンデレは僕の大好物です。

 

(おそらく大半がここで読むのをやめると予想。笑)

 

 

スリランカに降り立ったのは、午後8時でした。

当然、あたりは暗くなり、今日の宿をどこにしようかと思い、エアポートWi-Fiを使っていると、空港内で働くおじさんが近づいてきました。

  

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(色々無理ある)

 

スリランカの人は、やっぱり優しいなあ」

 

もちろん自分で宿を取って、空港から直接向かえば何事もなく、安眠につけるはず。

けど、なぜかスリランカ人=優しい」これを信じてみたくなったし、その不確定さを久々に楽しみたくなって、言われた通り、1泊1000ルピー(日本円で約700円)のホテルに案内してもらいました。

 

「ここ友達のホテルだから」

 

友達のホテルなら安心できるなと。

 

空港を出ると早速、「どこに行くんだ」のキャッチの嵐。

「日本かな」とか言いつつ、無理しかないメモを見せると、このタクシードライバー

 

「ここは俺の友達のホテルだ、ベストフレンドだ」

 

と言ってくる。

そのメモを当てにして、そのタクシーに連れられて向かった先は、確かにそのホテルでした。

 

「部屋も綺麗だし、AC付きで、Wi-Fiもあるから」

 

それで1000ルピーなら言うことなしなので、いざ料金を聞いてみると、

 

「7000ルピー」

 

 

はいはい、ギャングスタギャングスター。

HHGGです。

 

そんな宿に泊まったら、スリランカ旅がこのホテルステイで終了してまうので、即答でNo。

 手元にスリランカルピーがなかったので、せめてインドルピーからスリランカルピーに両替しようと、おもむろに12000ルピーを手渡すと、

 

スリランカルピーはインドルピーの2倍だから、20000ルピーね」

12000ルピー渡したから24000ルピーだよね?」

 

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西田、確かに2000ルピー6枚、渡しました。

親父の手元には、5枚の2000ルピー。

 

もしやと思い、カウンターの下を覗くと、迅速かつ狡猾かつ大胆に、まるで意思を持って隠されたかのように、一枚の2000ルピー札がそこにはありました。

 

(・・・)

 

 

 

(おいおいおいやってんなああおいいい)

 

 

それに気づいた親父たちの表情に、焦りの文字が浮かびあがってくるのを、僕は見逃しませんでした。(顔相学にハマっていた時期があります)

 

 

「おい、ふざけるな。なめてんのか。」

「友達、友達って…そんな中途半端な気持ちで友達って言葉を口にするんじゃねえ‼︎」

 

 

 

と決死の剣幕で、今にも殴りかかりそうな表情を浮かべて佇んでいました。

(何も言ってません、あと「世界」ではないです。)

 

そのやり口に、逆に笑いが止まらないのと同時に、やはり怒りが込み上げてきて、

 

「完全にプッチーん」

 

 

 

と言いました。(※言ってないです)

 

参考までにどうぞ。

 

youtu.be

 

 

実際、それなりに怒りの剣幕で、ある程度のものを言っていた気がします。笑

 

今振り返ると、よそ者で、観光客である自分に、現地の人へのリスペクトが欠けていたという気も少しありますが、そこはフェアであるべきだと思っています、そりゃあ背景は色々あれど。

 

いくら「スリランカ=優しい」とはいえ、どこの国でも、観光客を騙し、少しでも高いお金を剥ぎ取るボッタクリは、当然あるんだなと。

 

一発目にして、「スリランカ=優しい」説は覆りました。

よって、水曜日の夜には、オンエアされないと思います。

 

 

今回の件は、別に典型的なボッタクリの手口であって、旅慣れている人からしたら、なにを今更言っているんだと思うかもしれません。

ここで僕が感じた、ひとつの「違和感」。

 

「確かに怒っている自分がいた」

 

ということ。

 

 

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 (ネクタイは、細めのタイが好きです。)

 

 

今までの西田の旅のスタイルとしては、どこか譲っているような、「ヘイブラザー」と言われるとつい反応して、日本語でツッコミを入れてしまうような、それを楽しみに旅をしているといっても過言じゃありません。(※これは本当です)

 

だから、確かにその時怒りを表していた自分が、シンプルに新鮮だったなと。

 

今までと今の違いを、この「違和感」を自分なりに考えてみると、

 

絶対に影響しているであろう要因は、「インド」

 

 

ほとんどの観光客が、自国と、僕ならば「日本」と「その国」の比較をしてしまいがちですが、

 

「インド」スリランカを比べていた自分が、そこにいました。

 

 

インドを旅していると、その日常のカオスっぷりだったり、インド人の人懐っこさ、刺激的な魅惑の文化などが、目にも脳裏にも焼き付けられると思いますが、

ビジネスにおいては、インド人は非常にしたたかだし、自分への利益がなければ動くことはまずないし、なによりとてつもないエゴの塊。

自分の身は、自分で守っていくしかないですから。

 

その中で、決められた場所で、時間通りに、進捗通りにコトが運ぶこと自体が難しい。

 

でもその中で、責任ももちろんあって。

 

旅ではなくインターンとして、曲がりなりにも2ヶ月生活していたからなのかなと思ったり。

 

穏やかではないと言われると、確かに穏やかでないかもしれません。

 

ただ、スリランカコロンボからデリーに帰ってきて、9月から始まる第二の夏を予感させるしぶとい暑さに、落ち着けるくらいには、穏やかですよ。

 

続く

 

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(噂のベビーフェイスですよ)

 

 

PS

このホテルに連れていったドライバーは、翌朝西田が泊まったゲストハウスに、友達と謝罪しに来ましたとさ。(スリランカ、好きになりました、比較的単純です。)

なぜ「10秒で海」に飛び込もうとするのか。#05

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

 

現在、インドより南東に位置するスリランカという南の島国にいます。

インドから命からがら抜け出したその地は、人も、気候も、食も申し分ない、休暇にはこれほどまでに魅力的な場所はないんじゃないかと思っています。

 

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と、思っていました。

 

 

ここまではインドにいる際に、簡単に下書きをしていました。

スリランカに行った多くの人が、「スリランカはとてもよかった」と話すのを聞いていたからです。

 

 

現在滞在中のスリランカでのお話は、また先にとっておくとして、#05では、

 

「なぜ西田は、”10秒で海”に飛び込もうとするのか」

 

この他人からしたらどうでもよく、かつ不可思議な事象に対し、突然ではありますが、自分なりに屁理屈を並べたててみようかと思います。

 

どこかで、この自分でもよくわからない行為を理由付けしたいと思っていたので、この機会にお付き合いくださいませ。

 

 

▼そもそも「10秒で海」とは?

 

「10秒で海」、そのままです。笑

 

名前自体になんのヒネりもないし、

 

「ただ眠りから目を覚まし、10秒で海に飛び込む」

 

というだけの動画を、Instagramに投稿しています。

 

www.instagram.com

 

では、ウェイ系にもなれなかった、DQN系でもない西田が、なぜこのコンテンツ?(コンテンツと呼ぶほどのものではない)を、ささやかながら始めるに至ったか。

 

 

時はさかのぼること、2年前の夏。(この言い回しが大好きで仕方ない)

鹿児島県・奄美大島で、島おこしを目的として、島での仕事を経験しながら、2週間を過ごしていました。

 

そこでの生活が、日常を生きる東京とは、全く異なるものだったのは、今でも鮮明に覚えています、当たり前だけれど。

 

目と鼻の先に広がる、真っ青で透き通った海。

毎日仕事終わりに、Tシャツのまま海に飛び込んでいました。

 

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ある日、仕事へ寝坊しかけたのを覚えています。

二度寝、いや三度寝です。

 

もともと「趣味 : 人間観察、特技 : 無限睡眠」の西田からしたら、これが日常ではあったのですが、その時ふと、思いつきました。

 

 

「起きてそのまま海に飛び込んだら、人は絶対に目を覚ます」

 

 

これが、「10秒で海」の全てです、はい。笑

朝が天敵の西田が、その時出したベストな答えです。

 

自然に囲まれながら生活し、自然に目を覚ます、ということです。

 

今後それを可能にするには、

「海沿いの家」あるいは「プール付きの家」

このどちらかに住むことに限定されるとは思いますが、

兎にも角にも、朝が弱い人間にとっては、これ以上の方法はないというのが、現時点での西田の持論でございます。

 

これ以上の理由付けが、やはり見当たらないというのが、本音ではあります。

正直者ですから。

 

 

▼「DIVE」するために、「DIVE」する

 

たった2週間の島生活から始まり、旅の虜になり、異国の地でインターンをし、学校に通い、仕事をし、休暇として、ここスリランカでゆっくりとした時間を過ごしている。

 

目と鼻の先に海があり、小腹が空いたら、木から落ちたフルーツをいただく。

特に何かをするわけでもなく、誰かとの束の間の会話を楽しむ。

少しの心の落ち着きを感じる瞬間がある。

 

ただの思いつきで、というよりも若気の至りで始めた「10秒で海」。

 

実は自分の理想と、近からず遠からずなのかもしれないと思ったり。

点というよりは線になってるのかもしれないと思ったり。

一方で、それを求めるほど、現実を生きたのか、と現実が囁いてきたり。

 

柄にもないことを書いていて、気恥ずかしいです。

「にしだ〜らしくないぞ〜」と誰かに言われているような気がします。

 

ただ、この今はいつかその理想を実現するための今なのかな、っていうだけの話です。

 

必要以上に感傷に浸るのは、旅先のあるあるかもしれません。

けど自分にとっては、こういう瞬間もたまらく大事にしたい時間です。

 

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PS

今まで、老け顔として生きてきて、ある程度「老け顔プライド」なるものを築き上げてきた西田ですが、インドにて、「ヒゲ剃ったらベビーフェイスだよ」と言われ、それを引きずっている今日この頃です。

旅人たちが、ギターを買ってしまうお話。#04

みなさん、おはこんばんにちは。

西田です。

 

毎日水を3L飲んでいます。

ViViやCanCamのモデルさんたちも飲んでいるからです。

 

「キレイは内面から、内面は水から」です。(自称名言)

 

別に、西田が毎日飲んでいる水の量は誰も興味ないと思うので、本題に。

ちなみに、ViViの中では「玉城ティナ」一択です。

 

 

dives.hatenablog.com

 

前回の#03の記事内で、会社が運営する「Mangaful Cafe」について少し触れました。

そこでこんなことを少々。

 

「ただし、夜行バスを待つための個室はないですし、汗を洗い流すシャワーもないので、長期滞在をお考えの方は、ゲストハウスのご利用よろしくお願いします。」

 

 

それでも「Mangaful Cafe」でどうしても長期滞在したい!!

 

そういう方もいるかと思いますが、ごめんなさい、力不足です。

今回は特別に、苦肉の策として、ご紹介します。

 

 

 

 

サンタナデリーです、はい。

 

indiasantana.net

 

(※インドに興味がある人、インドを旅したことがある日本人なら知らない人、まずいないと思います。)

 

「インド」という地でインターンとして生活していると、どこかゲストハウスが恋しくなる。

僕だけでしょうか。(こだまではないと思います)

 週末には息抜きがてら、デリー散策がてらにサンタナに遊びに行かせてもらっております。

 

こないだは、#タビジョの二人も、サンタナに遊びに行ってきたみたいです。

 

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(むさ苦しい男よりも、華のある女性の方がいいでしょう、みなさん。)

左は、旅するオフィスを証明するためだけにわざわざMacBookを開く、まゆ。

右は、一緒にアメリカ横断もし、インドでもインターン仲間だった、あすか。

 

現在インド滞在中の二人は、部屋とトイレへのシャトルランをエクササイズにとり入れたそうです。

「#インド式エクササイズ」とでもいっておきましょう。

 

 

 

そんなサンタナの魅力を、わたくし西田がお届けします。
(いや、お前なんかあああいいい!!!)

 

 

ドミトリーは言うまでもなく快適です。

 

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コモンルームは、くつろげるし、おかえりWiFiもバッチリ。

 

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ヘナアーティストのちーちゃんさんが描いたウォールアートまであります。

 

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この3つでサンタナの魅力は網羅したも同然。

 

ここで、イタリアンでもなくフレンチでもなく、

「俺のサンタナデリー」

 

 

西田が思うサンタナデリーの魅力は、そう。

 

 

 

 

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西田、ギターはじめました。笑

 

 

人生初のギターを、ここインドで購入しました。笑

各方面から、

「何を目指しているんだ?」とか「ベクトルがインティライミ

などのお声いただいております。

一応髪型はサンドウィッチマンの富澤大先生を意識してます。

 

 

 

じゃあサンタナの何が魅力って、それはもうこの人です。

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けんたさん。 : @nonakendes (Instagram)

サンタナデリーの店長。

見た目は日本不適合者、中身は日本適合者。

趣味は、ふらりと立ち寄った旅人たちにギターを売りつけること、SNSで裏アカを持つこと。

 

 

見事に、けんたさんの営業で、西田、人生初のギター購入しました。in インド。

勧めてから購入までの速度は、西田がダントツだったそうです。

 

 

 

頭のキレる方、やはりさすがです。

脳みそがしっかりブレークスルーしています。

前回の#03を読んでいただいた方、この流れ、何と無く察しがつきますよね?


 

そうです。

2枚目のコモンルームにすでに、けんたさんと、その横にギターが置いてあるではありませんか。

 

(↑スクロール)

 

 

真実はいつもひとつです。

(最近の癒し : 名探偵コナンを観ること)

完全に、インドでハマってしまったコナンの影響です。
(インドでコナンにハマることが1番の謎)

 

コナンつながりで、もうひとつサンタナデリーの魅力を。

「立地が、"迷宮の十字路"」ってところですね。

 

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ニューデリー駅から歩いて、ここサンタナデリーにたどり着くのは、初めてだと至難の業。

 

別に旅のイロハを発信するブログではないので、地図は載せません。

むしろサンタナに着くまでを楽しんでください。

 

旅を推奨しているのに、目的地を安易に教えるのは、旅をさせない大人がすることですから。(旅ブロガー全員を敵に回しました。)

 

日本では、そろそろ夏も終わりですか。

 

君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望。

忘れない夏を過ごせたかでしょうか。

 

 

 

インドは今日も、断水です。